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2018年05月30日

合格体験談 第六弾 焦ってきたら、この先輩のまねをしよう!

 今回、体験談を頂いた先輩(選抜特進・高入)は、多くの受験生と同じように不得意教科を抱え、3年間部活動を続けたこともあって、受験の準備のスタートが遅くなってしまった状況で、いかにして合格までたどり着いたかを報告してくれています。特に不得意教科の数学について、焦る気持ちを抑えて、背伸びをすることなく、基礎固めから着実に実践した姿勢が素晴らしく、勝因だと思われます。受験準備には、焦りがつきものです。焦りを感じたときは、この体験談を思い出して下さい。

第一志望は譲るな   神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科合格
僕は、高校3年間部活をしていたので本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した7月頃でした。そのため、高2や高3の始めからしっかりと受験勉強をしていた周りの人達に比べると勉強量に関しては明らかに劣っていた上に、高3の1学期の模試の判定はDやEが並んでいました。そんな状態から僕が現役で合格できたのには、自分なりのポイントや受験期を通して気づいたことが2点あります。
 1つ目は、「背伸びをしようとせず自分の実力にあったレベルからきちんと固めていく」ということです。僕は高3の初めの時点では数学がとても苦手で模試の偏差値なども悲惨でした。それにもかかわらず、夏休みの初め、部活での遅れを取り戻さなければいけないという焦りから僕は基礎も身についていないのにいきなり『1対1対応の演習』という少しハイレベルな参考書に取り掛かってしまいました。もちろん基礎がないのでその参考書をしたからといって数学ができるようになるはずもなく途中で挫折しました。その時に、やはり基礎から見直さなければならないと気づきました。そこで、僕は青チャートの星2から星4を何度もやりこみ、その後仕上げに星5をやることで夏休み終わりの9月の全統模試や駿台模試では苦手な数学の偏差値が一気に60を超えてきました。このことから、苦手な教科はきちんと基礎(数学なら青チャートレベル、英語ならシス単・文法、古文なら古単・古典文法など)から見直す方が最終的には早く仕上がると思います。また、たまに参考書をいっぱい買って手当たり次第にやって行く人がいますが、僕は何か1冊を決めてそれを完璧にするのがベストだと思います。
 2つ目に僕が受験期を通じて感じたことは「志望校を貫く」ということです。僕の場合、はじめの志望校が大阪大学経済学部でした。もちろん夏休み、2学期とそこを目標にして勉強をし、模試の判定も不可能ではないラインまできていたので年末の懇談でも阪大を第一志望に決定しました。しかし、センター試験が思うように取れず阪大経済の例年のボーダーに3%ほど届きませんでした。僕は2次の記述型の方が得意だったため先生にはこのまま阪大に出願できると言われましたが、僕は悩んだ挙句自分のセンター得点でボーダーを突破している神戸大学経営学部に受験校を変更しました。しかし、受験校を下げたのだからなんとかなるとどこか自分の中で思っていたためか、前期試験は神大にも落ちてしまいました。そこでは本当に悔しい思いをし、もう一度後期試験で神大を受験し合格することができました。しかし、やはりあの時に阪大に出してたら・・(因みに僕とセンター得点が同じだった友達は阪大経済に出願して合格してました)と思うことはあります。なので、成績が伸び悩み模試でE判定がでたり、センター試験が思うように取れなかったり、など受験期に何度も諦めたくなったり逃げたくなったりすることがあると思いますが、受験は本当に何が起こるかわからないので最後の最後まで自分の志望校を曲げずに必死に追い求めることが何より大切だと思います。    

2018年05月21日

合格体験記 第五弾  苦手科目を乗り越えて!

今回は、苦手教科(数学)を抱えながら、決してあきらめることなく正面から向き合い、見事克服し、志望校に合格された先輩からの報告です。
全教科得意な人はいません。だれでも、程度の差こそあれ、苦手科目はあるものです。不得意教科は、手をつけるのが、ついつい後回しになり、
ますます手をつけにくくなりがちです。自分のやりやすい方法で「とりあえず始める」ことが大切です。なぜなら、私たち人間には、何かを始めると、その後からやる気が出てくるという心理があるそうです。心理学の専門用語で「作業興奮」というそうです。下記の先輩(一貫・文系・中入)の報告も参考にしながら、不得意教科に向き合ってみましょう。

切磋琢磨
                  神戸大学経営学部経営学科合格
高一の頃から大学受験を意識するようになり、友達と説明会にいったりして志望校を決めていきました。高二になってからは、長年苦手としていた数学の克服を目標として、数学の得意な友達に質問したり、先生の作る自主課題を友達と競争するように間違えながら何度も解きました。定期テストは毎回必死に勉強しました。夏休みは、遊びつつも最低限シス単1日100ページとチャート1日5ページなど自分で決めて、朝早起きしてこなしました。本格的に勉強を始めたのは高二の冬休みで、友達とほぼ毎日図書館に通い6時間ほど勉強しました。この時は主に学校で配られた教材を繰り返し解くようにしました。春休みには、三学期に受けた模試の結果を参考に、勉強しました。倫理の資料集をとことん読みこみました。(倫理の資料集オススメです!)受験で有利になる検定も受けました。高三の一学期は行事もあり、部活も忙しく、勉強する時間を取ることが難しかったのですが、その分朝早く起きて効率よく勉強する習慣を身につけることができました。(睡眠時間は削らないほうがいいです!)私は、英語のエッセイが入試にある国際教養大学を併願校にしたので、英語の語彙力を養うべく、センターの社会や理科基礎を英語で覚えるよう心がけました。夏休みは、私は塾に行っていなかったので、毎日カフェで友達と勉強しました。苦手だった世界史に重点をおきました。間違えたものはノートにメモし、昼休みにちょこちょこ見直しました。自習は全てセンターに向け、学校の講習で二次試験対策をしていました。私は部活を兼部しており、どちらも文化祭まで続いたのですが、部活終わりに学校で毎日勉強することで周囲に遅れることなく成績をあげることが出来ました。(両立はできます!)冬休みは、板倉先生の講習で政経を特訓し、全体的な復習をして、一月から本格的にセンター過去問を解き始めました。センターは思うように点数は取れませんでしたが、切り替えて二次対策を始めました。学校の講習を必要なものは全て受け、予習復習を行いました。二月に入ると、私立を受けなかった私はかなり辛い思いをしました。幸い、併願校に合格し、心をまた持ち直しました。(私立を受けないのはオススメしません!)過去問は一週間前にやっと本格的に始めました。先生方が大変丁寧に添削してくれました。本当に感謝しています。受験生は本当に心が廃れます。でも、そんな時こそ友達と助け合うことが大事だと思います。皆さんも友達と受験の文句を言いながら、励ましあいながら、頑張ってください。応援しています!

2018年05月10日

合格体験談 第四弾 国公立大学外国語学部編

本校の文系では、得意科目である英語を活かそうと、外国語学部を目標にし
ている生徒が比較的多いように思われます。今回は、神戸市立外国語大学に
合格された先輩(一貫・文系・中入)から、後輩の皆さんに、心のこもった熱いメッセージを紹介します。

 学校の勉強を大切に

私は部活動や学校行事に最後まで全力で取り組みながらも、志望校であった神戸市外国語大学に合格することができた。要因は主に二つあると私は考えている。
 一つ目の要因は三年間ずっと普段の授業をまじめに受け、講習の機会を最大限利用するなどして学校の勉強に取り組み続けたことだ。学校での一日の授業、あるいは一時間の授業で学べることは非常に少ないように思われる。しかし実際に大学の入学試験に出た内容というのは学校の先生方が授業や講習で重要だとおっしゃったポイントや授業で扱った内容ばかりだった。だから学校の授業をまじめに受けることが確実に力をつける秘訣であり、重要であると私は考えている。
 二つ目の要因は最後まであきらめずに勉強を続けたことだ。私は八月のセンター模試から十二月の最後のセンター模試まで全く成績が伸びなかった。約四か月間必死に勉強したことが全く結果に表れず、心が折れそうになった。しかし最後まであきらめずに学校の冬休みの早朝講習にも行き続けるなどして必死に勉強した。そしてセンター試験本番では過去最高点(最後の一か月で50点以上UP)をとることができ、志望校を受験することができた。また前期試験の結果がわからないまま後期試験の勉強を続けなければならないという難しい環境に置かれたが、毎日学校へ行って後期試験の勉強を続けた。前期試験が不合格だった時は非常に落ち込んだが、切り替えて最後まで勉強を続けて後期試験に合格し、志望大学に入学することができた。
 私が皆さんに伝えられるアドバイスは、とにかく学校での勉強を大切にしてほしいということだけだ。学校の勉強の重要性はこれまで述べた私の経験に示したつもりだ。具体的には日頃の授業、講習、小テストなどすべてに全力で取り組んでほしい。たとえ受験に使わない教科の授業だとしても、まじめに授業に取り組むべきだ。受験に使わない教科の知識が試験を解く手助けになることが非常に多い。
 また何か勉強や進路などで困ったことがあれば先生に相談するのがよい。雲雀のどの先生方も私たちの受験を応援して、私たちの受験をサポートしてくださる(私も添削や進路の相談で大変お世話になった)。
 最後に、雲雀の皆さんが希望の進路を実現できることを切に願っている。受験は非常に苦しいが、受験を経ることで得るものも大きい。ぜひ最後の最後まであきらめずに頑張ってほしい。

2018年05月07日

合格体験談 第三弾 国公立大学医学部医学科編

 近年、本校では難関である国公立大学の医学部医学科を目標とする
生徒が増えてきました。そこで、今回は、見事国公立医学部医学科に
合格した先輩のアドバイスを紹介します。皆さんの目標達成のため、
ぜひ参考にして下さい。

後輩に贈る言葉
大阪医科大学・奈良県立医科大学(選特・理系・高入)

高校に入ってまず考えたのは、自分が将来何をしたいか決めることでした。それによって、目標とする大学や学科が決まってくるので自然とやらなくてはならないことがわかってきます。学校内の成績を含め、模擬試験での自分の偏差値や得意教科を知ることで、自分の立てた目標をどの大学に絞るのか自分自身で見据え、不得意教科を減らしていきます。特に甘く見てはいけないのが英語のリスニングです。短期で得点を挙げるのは難しく、長期で永続的に取り組まないといけません。なぜならセンターにおいてもリスニングは50点も課せられています。このような長期的な学習をすることが必要なものが多いため、一年生から目標を持った学習が必要とされます。ここで各学年において私が取り組んできたことをお伝えしようと思います。
私立の学校なので授業の進む速さがとても速いと聞いていたので、自分で参考書などを使いながら普段の授業の先取りをすることを常に心がけていました。勉強方法は入学当初はわからないことが多いので積極的に先生に質問に行きました。何よりも自分で積極的に取り組む姿勢が大事だと私は思います。
二年生になってからは、私は理系を選択しました。二年生では数学や理科の応用問題を解くことが多くなるので、その練習を少しずつしていきました。ここで大事になってくるのは社会と国語の時間を確保することです。私は一週間の大半は英語、数学、理科に割きましたが、最低一日は国語と社会をする時間をとっていました。このように計画的に勉強することで自分の欠点を見つけることができました。
三年生では一学期の間に高校での学習をすべて終えることを心掛けました。これは、センターや二次試験のための時間を作るためです。夏休みに入るとセンターの勉強も少しずつ入れながら、私学・防衛医科大学なども含めた受験する大学の過去問を解いていきました。10月の半ばくらいからは本格的にセンターの勉強に取り組んでいきました。実際の制限時間よりも短い時間で過去問を解くように心がけ、本番で余裕を持てるように取り組みました。ただその中で1日の内に少しでも二次の試験を解く時間を作ることも必要です。センター試験が終わってからは二次の勉強に集中しました。また学校で二次対策講座が開かれるので先生方に質問や添削をお願いすることも大切です。先生方は快く引き受けてくれるので、自分の力を伸ばすためにもいろんな方法を試してみることが大切です。
ここまで学習のことばかりお話ししましたが、自分の進路を決めるポイントとなったことが学校行事の中にありました。それはアカデミックサマーです。医学部を目指すにあたって、実際に大学の授業や研究をこなしていけるのかどうか、向いているのかどうか不安がありましたが、アカデミックサマーに参加することでますますその分野に興味がわき、自分のやりたいことを明確にすることができました。与えられた機会を逃さず有効に活用することを強く勧めます。

2018年05月02日

高大(中大)連携講座の案内

以下2つの高大(中大)連携講座の案内が来ています。
各教室に掲示しています。積極的に参加しましょう。
希望する人は、なるべく早めに申し込んで下さい。

1)「関大の研究を体験する」 
   開催日 6月9日~23日 毎週土曜日(全3回) 
   校内締め切り 5月15日(火)
  
2)中学生のための模擬授業  ーようこそ医科大学へー
   開催日 6月3日(日)   
   校内締め切り 5月25日(金)

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