集団で過ごすということ マナーについて
寒い毎日が続いています。今日は雪もうっすら積もりましたが、雲雀丘の生徒諸君は元気一杯!この調子で、風邪にも寒さにも負けず学校生活を送ってくれることを願っています。
今回は、「マナー」について少しお話したいと思います。
そもそもマナーとはなんだと思いますか?
その答えは、前回の生徒指導部長のお話の中に隠されています。
前回は、生徒指導部長より「集団で学ぶ」事の意味についてお話しました。覚えていますか?
なぜ「集団で」学ぶのか・・・
それは、「集団の中でこそ学べること」があるからです。
相手の立場や考えを察知し、考える力を養うことは一人では養えません。
様々な人が集まって協力してはじめて、社会が成り立っている・・そのことを覚えていてほしい。
というお話でしたね。
マナーは言うなれば、「社会全体で形作る常識」だと思います。まさに、今みなさんが「集団で学ぶ」ことによって、身に着けていくものの一つといえます。
例えば、「人にあったら挨拶をする」などもマナーの一つ。これについてはできている人が多いですね。
では、「公共の場でのマナー」についてはどうですか?できている!と胸を張って言える人はどれくらいいるでしょう。胸に手をあてて考えてみてください。
例えば・・・登下校時に公共の乗り物を利用している人も多いと思います。
電車、バス等々公共の交通機関を利用中には、学校よりもたくさんの人と関わることとなります。
そんな中で、みなさんが「マナー」を守るためにはどうすればよいでしょう。
まずは公共の場での社会の雰囲気・常識を考え、知りましょう。
●大きな声でさわがない ●席を荷物などで占領しない ●お年寄りや困っている人に席を譲る
全て当たり前のことですね。できていない人がいたらとても恥ずかしいことです。
集団の中で気持ち良くすごすためには、みんながある常識を持って、お互いを尊重することが必要です。
みなさんが暮らす社会は、たくさんの人がお互いに協力して成り立っています。特にまだ学生であるみなさんは、見守って支えてくださるご家族や地域のみなさん等々、たくさんの人たちの手で守られています。電車内でも、それ以外の場所でも、マナーを守って自分も周りの人も気持ちよく過ごせるように心掛けましょう。生徒同士で注意し合えるようになればもっと素晴らしいですね。
そして、社会で将来生き生きと役立っていくために雲雀丘の生徒の皆さんにはもう一歩!先を目指し「誰にでも席をゆずれる生徒」になってほしいと思います!
声をかけるのは勇気がいります。時にはうまくいかないかもしれません。でも、知らないふりをして過ごすのではなく、みなさんには「周囲の状況を把握し、自分の行動を決定していく」人であってほしいと思います。
昔、ある先生からこんな話を聞きました。印象に残ったのでみなさんにも紹介します。声をかけにくい・・と思っている人にも良い方法だと思います。ぜひ実践してみてください。
☆「席を譲りにくい」という人がいる。「年寄り扱いするな」といわれないか、「ケガをしたりしていても見た目ではわからないではないか」「声をかけること自体が恥ずかしい」・・などなど、色々な言い分があるようだ。私はこのようにしている・・「初めから席に座らない」
昼間の電車のように、よほどガラガラで席があふれている時には座ることもあるし、自分が大変疲れているときや、病気をしているときなどは無理はしないが、初めから座らなければ自分の分の席は必ず誰かに譲ることが出来る。