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集団で学ぶということ

本日は、学園講堂にて中学朝礼を行いました。
生徒達の校舎からは、少し離れている場所に講堂があるのですが、
集合状況は非常に良かったです。
時間をきっちり守るという習慣がついています。

まず、教頭先生のお話がありました。
「皆さんは 河豚(ふぐ)は好きですか?」という質問があり、元気に手をあげる生徒がたくさんいました。とてもユニークな発問で、これから何を話されるのだろうと生徒達は興味深々の様子でした。

河豚には毒があるということを今では誰もが知っている。
しかし、もともとはそうでなかったはずだ。
それは長い長い歴史のなかで学ばれてきたことがきちんと継承されてきたことによる結果である。

学問もそういうものであるのではないだろうか。
継承されてきたことをしっかり学び、次へ継承していく。
そして、未知なる分野については、命がけに近いぐらいの試み、検証を行っていく。
生徒諸君も大いに学んでいこう。


次に、生徒指導部長からのお話
先ほどの教頭先生の「学び」についてもう一つ付け加えたいことがある。

学ぶことは、一人でもできる。ではなぜ、学校で集団で学ぶのだろうか。
そこには、一人で学んでいては身につかない重要なことがある。

それは、他人とくらべての自分を考えることができ、
相手の立場や考えを予想する力を養うことができるということである。
人はひとりでは生きていけない。
様々な人が集まって協力してはじめて、社会が成り立っているのである。
そのことを覚えていてほしい。
そして、周囲の状況を把握し、自分の行動を決定していくようにしてほしい。