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高校朝礼  ~先を見通す~

本日(11/14)朝方、若干小雨が降りました。予定では校庭での実施でしたが、急きょ、体育館へ変更になりました。

本日は、来週から週2回、本校へ来ていただくことになりました、スクールカウンセラーの竹谷先生からのご挨拶をいただきました。
「よく皆さんは行き詰った時、困った時に『大変な事になった』と言いますよね。その『大変』という漢字をよくみてみると、『大きく変わる』という字だということがわかります。そう、『大変なことが起きた』ということは、『大きく変わる時である』ということなんです。大変な事と聞くと、悪いことを思い浮かべがちですが、方法や考え方によっては、良いほうに変化することも多いのです。たくさんお話をして、良い変化になるように、皆さんと考えていきたいと思っています。どうぞよろしく。

【校長先生のお話】
本日の朝礼は不順な天候により、急きょ体育館で行われることになりました。
早くから、今日は朝礼があるとことを確認して、校庭へ向かう予定で待機していたところ、実施場所変更を突然聞かされて体育館へ向かった生徒と、時間ぎりぎりの登校をしてきて、変更になったのをたまたま聞きつけて、直接あたふたと体育館へ向かった生徒。
どちらも時間通り、体育館へ集合できている。確かに結果は同じなのである。
だが、それは結果論と言って、必ずしも同じではない。

結果は同じように見えて、実は大いに違う。
つまり、「先を見通して」行動しているか。「いきあたりばったり」で行動しているか。

この『先を見通す行動』の習慣は、この先、様々な場面でその効果を発揮してきます。

身近な話で言うと、体育館朝礼が8時半から始まる。体育館までは2~3分で行くことができるから、8時27分に出発すればいいだろう。と考えるか、体育館までは2~3分だが、体育館の入口は狭くて、800人の生徒が一斉に向かったら渋滞を起こすだろうから、余裕をみて8時20分までには出発しよう。と考えるかだ。

2~3分で行くことができると判断していることも、先を見通していることになっているようにも見えるが、実は、周りをみていない。自分本位の考えだけで終わっているのである。

先を見通す力は、自分本位の考えだけにしか目を向けない人には、なかなか身につかない力である。周囲に目を向け、周囲から自分の立場を理解し、行動していく力のことをいう。先ほどの、周囲を把握せず、2~3分で行けると判断しただけの人は、渋滞に巻き込まれ、遅刻してしまうことになる可能性が高い。

先を見通して行動する習慣がいかに大切であるかよくわかる。
しっかり身につけるようにしていこう。

【生徒指導部長より】
登下校時の服装やマナーについて
①家を出る前に、きっちり制服を着こなそう。雲雀丘学園の制服に誇りをもって着こなして欲しい。
②公共交通機関内で自分本位の行動をしていないだろうか。周囲の方々に気を配れる生徒になろう。
「席を譲る」できていますか?