中学朝礼 ~響きあう授業~
もう梅雨入りになっていますが、今日も晴天に恵まれた朝になりました。
本日は、中学朝礼を行いました。
【校長先生のお話】
今、教育実習生が来ています。将来、良い教員になろうと、悪戦苦闘の毎日を送っています。
授業の準備を入念に行い、理想とする授業をやろうと懸命ですね。
しかしながら、いざ授業をしてみると、意外な授業の展開になってしまったり、十分に準備通りに授業が進まなかったりということが起こっているようです。
それは、なぜでしょう。
それは、授業には、教える教員と学ぶ生徒がいて、
当然、教える教員が予想できる反応が生徒から返ってくるとは限らないからです。
でも、そこで慌てて授業が進まなくなってしまったり、おかしな方向へ行ってしまわないようにしなければなりません。教員はそれに合わせて様々な趣向を凝らして、理想とする方向へ進行しようとします。その力を今、教育実習生はつけようとしているのです。
さあ、そしてその授業を受ける皆さんの姿勢です。
皆さんは授業をどのように受けているでしょうか?
教員の投げかける質問や説明をどのように受け止め、あるいは、打ち返していますか?
受け止める、打ち返す。どちらも、意欲的に授業に取り組まなければできませんね。
意欲的に授業を受けるための一番良い方法は、教員も授業準備をするように、生徒も準備をすることなのです。それを「予習」と言いますね。
教員と生徒がお互いに響きあう授業!
一緒に作っていきましょう。
【生徒指導部長より】
授業に臨む心構えと授業を受ける生徒諸君の姿勢についてお話します。
授業は、
①準備(予習・下調べ)
②集中(授業そのものを聞き漏らさない集中力)
③まとめ・確認・反省(復習)
が大切です。
先ほどの校長先生のお話にもあったように、教員と生徒が一緒に素晴らしい授業を作っていくことが理想です。しっかり授業準備をして欲しいと思います。
また、もうひとつ大事なことがあります。
それは、なぜ、学校の授業は、マンツーマンの個別授業ではないのでしょう?
知識をつけることだけが目的なら、個別授業を受けることで十分です。なぜ、このようにたくさんの仲間と一緒に学ぶのでしょう?
人の活動は、たくさんの人と協力しなければならないことが多いです。つまり「自分中心の思考回路」では、いくら多くの知識を持っていたとしても、物事がうまく運ばないことが多いのです。それを、学校という場所で、たくさんの人と一斉に学び合うことは、その力をつけるのに最も適しているということなのです。
自分のことしか見えず、周りが授業に集中しているにも関わらず、私語を繰り返えしたり、姿勢を悪くしたり、居眠りをしたり。そういう行為は知らず知らずのうちに、仲間に迷惑をかけていることになっているのです。
心当たりのある生徒はいませんか?
頑張っていきましょう。
校庭の藤棚です♪