ひと休みしに、きませんか
9/10は、世界自殺予防デー。その後の1週間を内閣府が自殺予防週間と設定しています
日本全体の自殺者数はこの3年多少減少傾向ですが、それでもロシアに次いで世界2位の自殺死亡率です(H22年度内閣府調べ)
この数か月、中高生の自殺が新聞、ニュースで取り上げられています。文科省調査と警視庁統計の数字に差はあるものの、一昨年度から昨年度、小中高生の自殺は増加しているようです
" If you feel like shooting yourself, don't. Come to the library for help instead "
(もし自殺したいと思ったのなら、やめなさい、そのかわり図書館へいらっしゃい)
これは以前、アメリカの図書館ポスターに使われた言葉です。追い詰められた人たちを援助するというアメリカの公共図書館の基本姿勢です。図書館にはたくさんの資料があって、その中に悩みの解決となる鍵があるかもしれない、自分が思っているよりは世界はずっと広いと感じられるはずだ、そんな思いが込められています
夏の間、朝日新聞にいじめに関するコラムが連載されていました。専門家だけではなくスポーツ選手や芸能人など多くの著名人が呼びかけています。いじめる側、いじめられている側へだけでなく、いじめを見ている人たちへ向けてのメッセージもありました。もうすぐ1冊の本になり出版されます
今、ゲートキーパーという役割があります。悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ見守る人の事です
受験でくたびれてきた人、何か毎日しんどいなあと思っている人、写真集や本を眺めてみませんか?図書館も少しでもゲートキーパーの役割ができればなあ、と思います
「傾聴」「つなぎ」など、ゲートキーパーの役割が書かれた手帳もあります。カウンセリングに興味のある人も手に取ってみてください