« 国際交流に向けて | メイン | 9月の新着図書 »

習慣の違い

 昨日のお昼休み終了間際に、こんな本をかりに来た人たちがいました
スペイン語ジェスチャー小辞典/高垣敏博 他 (白水社) 
 5.6限目のJICAの研修員の方たちとのワークショップに備えてです。「もう、体当たりでいくんやね、楽しんでね!」と見送りました 
 中高等学校の図書室にはちょっと珍しい本です。数年前まで高校には国際科がありました。在籍していた生徒は英語のほかに第2外国語として、スペイン語・フランス語・中国語の選択授業があったので、その時の名残です。中を見てみると、ジェスチャーは日本で使われるものとあんまり変わらないですね

 でも、やっぱり文化・習慣の違いはちょっとしたところにもあるようです。JICAの方たちに冷やしたお茶を用意していたら「冷たくないお茶をください」と言う方がいたそうです(個人の好き嫌いかもしれませんが)事務室ではあわてて「ぬるいお茶、ぬるいお茶」 暑かったし冷たい方が喜ばれるだろうと思ったのですが、残念。日本は夏だと冷たい水は当たり前ですが、自分の普通をものさしにしてはダメですね・・・

 宗教上の理由で食材に制限があったり、決まった時間にお祈りをしたり。規律や習慣を守って異国で暮らすのは色々大変だろうなあ、と思います
 でも、楽しい違いもあるようです。自転車の鍵の小ささに驚いたり、布団たたきの音にびっくりしたり、来日した外国人のエピソードを集めた
 おにぎりはどの角から食べるのがマナーですか?/吉野椰枝子 (祥伝社) 
留学生と日本語教師との楽しいやり取りを描いた人気のエッセイマンガ
 日本人の知らな日本語1~3/蛇蔵・海野凪子 (メディアファクトリー)もあります

        P1050100.jpg
    忍者はまだ日本にいる、と思って来る人もいるようです・・・困ったなあ

 スペイン語ジェスチャー小辞典をかりた二人が、放課後やって来ました
「どうだった?」と聞くと、声をそろえて 「むっちゃ楽しかったー!」 それはなにより