« 新着図書紹介 2 | メイン | 新着図書紹介 4 »

新着図書紹介 3

凸凹サバンナ/玖村まゆみ (講談社)
 法律事務所を開業したばかりの田中貞夫弁護士のもとに持ち込まれるのは厄介な依頼ばかり。ちょっと頼りなくかなりお人好しな主人公は、それでも奮闘、依頼を解決していく。
 玖村さん自身も法律事務所に勤務しながら作品を描いているそうで「ドラマのようなカッコいい弁護士さんは一握り、カッコ悪い普通の弁護士さんを書きたかった」とのこと。一生懸命でひたむきな主人公にも、なにか秘密があるようです 


君と過ごす季節 春から夏へ編、 秋から冬編 (ポプラ社) 
 立春、雨水、啓蟄、春分・・・二十四節気、24の暦ひとつひとつをテーマに書かれた24人の作家によるアンソロジー。柚木麻子、小川糸、東直子、西加奈子など、人気の作家さんが集っています。2冊読んだら1年の季節の流れが味わえますね


少年弁護士セオの事件簿 1~3/ジョン・グリシャム (岩崎書店)
 「法律事務所」「ペリカン文書」など大人の法廷ミステリーで人気のジョン・グリシャムが初めて書いたジュニア向けの法廷ミステリー
 両親を弁護士に持つ13歳の少年・セオは、自分も将来弁護士か裁判官になることを夢見ています。そんなセオが見聞きして得た法律知識を使って、夜中に寝室から姿を消した友人の行方を探したり、両親の離婚裁判で困っているクラスメートを気遣ったり、正式な資格はないけれど「弁護士」として活躍しながら事件を解決していくシリーズ
 難しい法律用語もセオが友達に説明する形で表現したり、日本とは違ったアメリカの司法制度、そこに取り上げられる現在の社会問題などが、わかりやすく織り込まれています


        its%20new4.jpg