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夢の図書館

 評論家の立花隆さんが雑誌「文藝春秋」に連載されているコラム・日本再生。
6月号は『夢の図書館』というタイトルだったので、紹介します

 今、東京大学の一角に直径25メートル、深さ40メートルの巨大な穴が出現。10階建てのビルがすっぽり収まるこのスペースに出来るのは新しい図書館。そして、その建設に伴いすすめられているのが図書館のデジタル化だそうです。大学の教育や研究はすでにデジタル化が進み、学術雑誌もほとんどが電子化され、学生のレポート提出もメールで行われたりしています。これからの図書館もデジタル情報とアナログ情報が半分ずつのハイブリット図書館にならざるをえないですね。
 
 現在、紙の本を電子化し、電子書籍として読めるようにしようという動きが世界中で行われています。
歴史的書物・古文書などは時間と共にどんどん紙は劣化していきますから、保存のための手段でもあります。実際に東大では古典的名著 資本論/マルクス、国富論/アダム・スミスなどの100年以上前の初版本を電子化し、無料でネット公開しています。
 また、古いものだけでなく最新の研究も同様。海外の研究者が発表した論文が、紙に印刷され雑誌になり日本へ届けられるのを待つことなく、リアルタイムで読むことができますね。

「読書の電子化」 「知の体系化」をどんどん進めていこうというのが世界の流れです。そして、読書の電子化の目標がもうひとつあります・・・