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宝塚歌劇100周年

 阪急電鉄の創始者・小林一三さんが1913年に宝塚音楽隊として「清く・正しく・美しく」をモットーに創立させた宝塚歌劇団が今年7月創立100周年だそうです。
 大劇場も近く、毎年中学3年生は観劇の機会もあり歌劇が大好き!という人も多いですよね。又、学園の卒業生が何名もタカラジェンヌとして活躍されています。

 そんな歌劇団の100年の歴史を振り返ると色々な事がありました。
 戦争もその一つ。ヨーロッパ流の歌と踊りの世界をリーズナブルな料金で大衆に提供したいと始まった歌劇。その華やかさは戦争とは対極のもの。戦時中はプログラムも戦時色の濃いものになり、昭和19年にはとうとう劇場閉鎖令が出され、最後の講演にはたくさんの人達が詰めかけたそうです。
 当時劇団に所属していた人たちのインタビューをまじえ、戦後どのように再開されたのかを綴ったタカラジェンヌの太平洋戦争/玉岡かおる(新潮社)

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宝塚(ヅカ)読本/中本千晶 (バジリコ)
 こちらは、歌劇を観たことがない人や初心者でも楽しめる1冊。中大兄皇子だってブーツをはく、羽根による階級制などの『宝塚・10のオキテ』や、男役・女役はどうやって決めるの?トップスターになる条件は?あの豪華な衣装を着てみたいんですけど・・・などの素朴な疑問に答えてくれます

 宝塚命のお母さんから、将来宝塚の男役になることを期待され育った女の子が主人公の物語100%ガールズ ①~ /吉野万理子(講談社)
 外見もふるまいも男の子っぽくするのがカッコいいと思っていた真純は小学校でも自他ともに認める人気者。中学進学を期にサッカー部に入部、そこで出会った先輩が見せた人に対する優しさやライバルのあきらめずに頑張る姿をみて、カッコいいって外見じゃない!生き方の問題なんだ!と気づきます。
 そして、サッカーに夢中になる中、宝塚かサッカーか真純は進路の選択をしなければなりません (現在、2巻(中2)まで刊行)