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フジワラノコウカ

 また、週末にかけて台風がやってくるようです。先週、伊豆大島で大きな被害がでてまだ間もないのに、今度は2つの台風が同じ時期に接近してくる予報です。これ以上の被害がでないといいのですが。

 もし2つの台風がぶつかったら、どうなるのでしょうか?
これまでにもいろんな記録があって、大型台風が小型台風をのみ込んで1つになったり、ぶつかることで進行方向を突然変えたり、ずっと後追いしていったり。こういった2つの台風が相互作用することを、気象業界では「藤原の効果」とよびます。
 戦前、当時の中央気象台長(現・気象庁長官)で、台風の研究をしていた藤原咲平さんが提唱し、この名称がついたそうです。この「藤原の効果」によって、台風の動きが複雑になり予報も難しくなるのだそうです。

 1993年に改正された気象業務法の規定によって、気象(現象)の予想は気象予報士が行わなくてはならなくなり「気象予報士」という資格がうまれました。毎年2回、専門性の高い試験が実施されていますが、受験資格に制限はなく、昨年は13歳の中学1年生が見事合格、小学生のころからの夢をかなえたそうです。


天気ハカセになろう~竜巻は左巻き?/木村龍治 (岩波書店
 中高生向けの岩波ジュニア新書ですが、書名に「ハカセ」とある通り初歩的な天気解説書というより、すこしレベルの高い内容。天気の現象論ではなく、その現象を生み出す原因について迫ります。専門用語を使わずに、専門性の高い1冊。

もしものときは、どうする?日本は昔から多くの自然災害に見舞われてきました。

自然災害からいのちを守る科学/川手新一・平田大二 (岩波書店)
 台風だけではなく、地震、津波、今夏には集中豪雨、竜巻など、日本にはなぜ自然災害が多いのか?そのメカニズムを知り、自分たちの住む地盤や地形を調べ、防災・減災を考えよう。そうすることで自分で判断して、自分や家族のいのちを守れるように。


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 自宅周辺の災害時広域避難場所、知ってますか?
 60ホール前には、近隣市町村のハザードマップが置いてあります