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ソチオリンピック開催中

 ソチで冬季オリンピックが行われています(もう今週末で閉幕ですが・・・) 
今回も日本人選手が連日活躍中。しかも今回は、皆さんと同世代、十代の選手がメダルを手にしています。すべりこみでオリンピックを追いかけましょう。

 会場となったソチは広大なロシア連邦のヨーロッパに近い黒海のほとりの街です。ロシアと言えば、100を超える民族がすむ多民族国家。又、国土の約1/3をしめるタイガについては地理の授業でも習いましたね。余りにも広大な国土のおかげで、自国で開催されているにもかかわらず、日本同様時差が生まれてしまう地域もあります。日本では考えられないですね。

 又、ロシアと言えば独特な形をしたロシア語のキリール文字、全部で33個。今回、テレビでもよく目にします。ちなみにロシア語で「日本」は「Япония:ヤポニヤ」
 興味のある人は、ロシアの文字と言葉~世界の文字と言葉入門⑭/中澤英彦(小峰書店)を。

 また、ロシアの芸術は様々な分野で世界に影響を与え続けています。
文学でいうと、トルストイ 「戦争と平和」、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」、チエーホフ「桜の園」 を始めとした古典の長編や戯曲があります。
 これらを知らなくても おおきなかぶ/A.トルストイ 森に落ちた手袋の中に次々と動物たちが入り込んでいくてぶくろ/エウゲーニー・M・ラチョフ は、きっと読んだことがあるでしょう?これらもロシアのお話です。
 人気のあるキャラクター、チェブラーシカもロシア出身ですよ。

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    遅ればせながら、ロシア&オリンピックコーナー作りました

 ロシアのキリル文字についておまけの話。
昔、ロシアがヨーロッパの文物を積極的に輸入していた頃、 アルファベットの書かれた紙を運んでいた船が嵐にあってしまいました。なんとか帰港したロシア船。積み荷は水浸し、ぐしょぐしょに濡れてちぎれてしまいました。なんとかくっつけて元に戻したのですが、どうも元通りにはいかなかったようで・・。
 だからロシアの文字は、アルファベットに似ているけど、ひっくり返っていたり、順番がぐちゃぐちゃなんだそうです。本当かな?