スキー・ジャンプ
今日取り上げるのは、今大会から正式種目となったスキージャンプ・女子。
開催前から注目(しかも、世界から)されていたのは、17歳の高梨沙羅選手。想像できないような金メダルへのプレッシャーを背負っての挑戦でした。結果は4位。
向かい風で飛べ!/乾ルカ (中央公論新社)
札幌からスキーの盛んな田舎町に転校してきたさつきにとって、向かい風とは今の状況。生まれた時から皆が顔見知りの雪深い小さな町はさつきにとって「完全アウェー」
そんな時、クラスメイトの理子から「ねえ、ジャンプ、見ない?」と誘われます。
その直前に理子が話す「ワンピース(スキーウエアの事)」という言葉を聞いていたので、さつきはすっかりマンガの事だと勘違い・・・、という出会いから始まります。
実は理子は「いずれオリンピックに」と地元の期待を背負う少女ジャンパー。
そんな理子に誘われ、さつきもジャンプの楽しさに目覚めていきます。そして順調に才能を開花させ、理子を追い越す勢い。
一方、理子は心も身体もスランプに陥り、飛べなくなってしまいます。ライバルであり大切な友達、二人はお互いの存在をどう受け止めていくのでしょう。
2/13日の朝日新聞「天声人語」欄に、今回の高梨選手を取り上げていました。
まだ若い。次がある。その通りだと思う、がしかし、と。江戸時代、“大坂夏の陣”で、てがらを立てられず、まだ若いからと慰められた14歳の徳川頼宣が言ったとされる 『吾(わ)れ復(ま)た十四歳(じゅうし)あらんや』 の言葉を思い出したそうです。「私の14歳は二度とない」 そして、打ち込んだ人だけが味わう悔しさを想像して、彼女の努力をねぎらいたい、と書かれていました。
先日の中1ブログでも「中1は一生に一度」とありました。確かに誰にでも今は一度しかないですから、ソチオリンピックのスローガンのようにいきましょう。
「HOT,COOL,YOURS」