先輩からのおすすめ本 5
卒業生で現在大学2年生のHさんが訪ねてきてくれました。
中高6年間で、何度となく図書委員をつとめてくれていた筋金入りの図書委員OGです。ならば、と、早速、本の紹介をお願いしました。
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私は雲雀丘学園中学校・高等学校の卒業生です。
中学1年生の前期に図書委員をさせていただいてからほぼ毎年、図書委員という大義名分のもと図書室に入り浸り、その際先生には大変お世話になりました。
そこで今回は私が高校時代に何回読んだかわからない有川浩さんの本の中から、一番好きな本を紹介させていただきたいと思います。
クジラの彼/有川浩 (角川書店)
『クジラの彼』は『図書館戦争』『空飛ぶ広報室』などの著者である有川浩さんの短編集で、表題作である『クジラの彼』を始めとする6作が収録されています。
内容は有川さん自身もおっしゃっている通りの「活字でベタ甘ラブロマ」。
漫画ではなく、活字であるというところがポイントです。また、6作全てに自衛隊が絡んでいるということで、自衛隊の方々をより身近に感じることができます。
この本は有川さんの『海の底』『空の中』とも繋がっている部分もあり、この2冊とあわせて楽しめると思うのでおすすめです。
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Hさんは、活字だからこそ楽しめる1冊をお勧めしてくれました。
確かに今までマンガで楽しラブコメだけれど、有川さんの本と出会って、文章を読んでキャラクターや場面を想像する楽しさを知った人も多いと思います。
昨日は、以前に登場してくれたTさんも一緒でした。二人は在学中から、カウンター当番はもちろん、本の移動や整備などいろいろな裏方作業も手伝ってくれていました。昨日も早速、積み上げられている新刊図書の準備を手伝ってくれて、とても助かりました。ありがとう。