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アイスクリームの日

 今日5月9日はアイスクリームの日。
日本アイスクリーム協会が、消費拡大の為アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの5月9日に記念事業を開催したことに由来するそうです。
 ちょうど返却された本の中にあった、加藤千恵さんの短歌集 ハッピーアイスクリーム(中央公論新社)を紹介します。

 歌人の加藤千恵さんは、中学生の時に出会った枡野浩一さんの短歌に影響を受けます。それまで授業で作っていた短歌とは違い、ごく普通の言葉で綴られた枡野さんの作品を読んで、短歌の面白さに目覚めます。
 高校生になって穂村弘さん、林あまりさん、俵万智さんなど、現代語で書かれている方の作品にふれ、自分でも作り始めます。一晩で50首、詠んだこともあったそうです。
 短歌募集の企画に応募したことをきっかけに、高校3年生の時にはじめての歌集を出版することになります。それがハッピー・アイスクリームです。
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『ハッピーアイスクリーム』という言葉あそびがありますが、みなさんは知らないかな・・。

 17歳の加藤さんが普段使っている言葉で、特別なことじゃなく誰もが感じ考えていることよんだ歌は、好きな人や友達のことだったり、今現在のこと、将来のこと。みなさんも共感出来るのではないでしょうか。

 また最近は、小説も発表しています。
卒業式の朝だけ扉が開き、願い事を叶えてくれるという「あかずの教室」がある北国の中学校を舞台にした短編連作小説 春へつづく(ポプラ社)

 吹奏楽部の後輩に思いを告げられないまま卒業する女子中学生、女性アイドルグループのメンバーの“卒業”に心が揺れる女子高生、アルバイトを“卒業”する男性に別れ難い気持ちを抱く女性、いろんな“卒業”を描いた 卒業するわたしたち(小学館) 各話の冒頭には、それぞれの卒業にあてた短歌が添えられています。