2月21日 送辞
高2の生徒会長が送辞を述べました。2回にわたって掲載します。
「第53期卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。今日この日を迎え、さまざまに胸をよぎることがおありのことでしょう。
先輩がたは、旧校舎、プレハブの仮校舎、新校舎と、毎年校舎が変わり、そのたびの引っ越しも大変だったと思います。わたしたちも入学したときは仮校舎で、夏はうだるような暑さの中、あの鉄階段を上り下りしましたね。そして完成したばかりの新校舎に移ったときの喜びも含め、先輩がたと私たちだけが共有できる思い出があることに、いまではとても嬉しく思います。仮校舎と言えば、あのとき私たちは先輩がたの上の階で、よく大騒ぎしては薄い天井裏からうるさくして、大変ご迷惑をおかけしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。本当にごめんなさい。
思えば私たちはいつも先輩方の背中を見て歩いてきました。体育大会や文化祭などの行事では、不慣れな私たちをいつもやさしく導いて下さいました。北海道の修学旅行でも、環境学習や物産展など、先輩がたが最初に始めたことを私たちは受け継ぎました。植林体験で、前の年に先輩方が植えたエゾマツがずいぶん育っていたのを見たとき、命や時間のつながりを先輩方に教わった気がして、とても感動したのを覚えています。」この続きは、明日掲載します。
卒業式が終わりましたが、3年生でまだ受験する人の中には、学校へ来て勉強する人もいます。上靴を寄付してしまい、スリッパ姿で校内を歩いている高3の生徒がいて、同じ生徒に何回も「寄付ありがとう」と言ってしまいました。最後まで、頑張ってください。