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近・未来予想図

この夏、古文の課題の一つとして「エッセイ」を書いてもらいました。(筆者がわかりますね。)
「ある日の出来事」、「家族との絆を再確認した」、「普段こんなことを思っている」などなど、多彩な作品の数々に、瑞々しい感性やらイマドキの青春、みたいなものを感じては、大いに楽しませてもらったのですが、中でも、「へえ」と感心し、そして「やはりな」と納得したのが、多くの人が「これが思いっきり遊べる最後の夏」、「部活に打ち込むのもこれが最後」という内容のエッセイを書いていることでした。
この課題を出した者としては、高2の諸君が確かに成長していることを実感できたのが、最大の収穫でした。みんなちゃんと「高2の夏」を意識して過ごしたんですね。それはもちろん受験に対して真っ向から取り組んでいるハズの来年の夏を意識していることに他なりません。
おそらく、今日のHRは、そんな生徒諸君にとっては、各々が持っているイメージを、より具体化する機会だったのではないでしょうか。テーマは「2011年 受験までの流れ」。縦軸にこの10月から再来年の3月までの時間をとり、週毎に横線が走る、学校行事の横には学年の入試関連の動き、模試の予定が一望のもとに見通せる資料が配付されました。センター試験まで、あと65週。
公募推薦やAO入試、指定校推薦、一般入試…、そういった具体的な入試の形態や時期については、いずれまた機会を設けて説明もなされるでしょう。まずはゴールまでのスケジュールや手順を確認し、今どこにいて、何をなすべきかを認識すること。そして、決して忘れてはならないのは、確かに「受験」にまつわる痛みや苦しみは個人に帰するものではあるけれども、決してみんな孤独ではないということ。同じ季節をともに過ごす仲間の存在の大きさは、悩みや苦しみが深刻になるほど切実に感じられるものです。共に刺激し合い、励まし合うことで、高みを目指そうではありませんか。
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