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平均点比較

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センター試験はだいたい平均60点に近づくように作られているが,昨年度の反省を活かして,難易を少しずつ変えているようだ。そのため,平均点は年々によって上下に推移する。今年のセンター試験の平均点と昨年度のものと比較してみると,下表のようになった。

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これを見ると,平均点が10点以上上がったのが「生物」「地学」。逆に,10点以上下がったのが「政治経済」「数Ⅰ・A」「化学」。「物理」もほぼ10点下がっている。理系志望者が選択する科目に集中している。恐らく,例年,これらの科目の平均点が高かったために見直しが行われたためだろう。その結果,大手予備校の集計では,理系志望者の平均点(5教科7科目)は昨年より約30点(900点満点換算で)ほど下がると予想している。今年のセンターは理系志望者にとっては厳しい試験であった。