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キトラ古墳壁画展・橿原考古学研究所博物館見学会

 昨日、高Ⅲ5名・高Ⅱ3名・卒業生3名・引率教員2名で、キトラ古墳「四神」壁画展と明日香村の史跡見学、奈良県立橿原考古学研究所附属考古博物館の見学を実施しました。例年、5月第2日曜に実施しましたが、今年は、展示期間延長によりこの日の実施としました。幸い天候に恵まれ、高曇りで日ざしも強くなく、まさに巡検日和の一日でした。明日香村は、景観保全のため今でも田圃が広がっていますが、ちょうど田植えの最盛期で、その間をレンタサイクルで駆け抜け、史跡をめぐりました。
 キトラ古墳壁画は、5年前の白虎初公開以来、毎年生徒を引率して見学するのが恒例となっています。(残念ながら、昨年は新型インフルエンザによる臨時休校のために中止となりました。)少しでも貴重な文化財に触れる機会をもって欲しいという思いで実施しています。今年参加した生徒も、皆、大変興味をもち四神壁画を見学していました。
 そのあと飛鳥寺へ向かい、中大兄皇子と中臣鎌足がであった槻木の広場があった西門付近や蘇我入鹿の首塚とされる石塔を見学し、大化の改新の幕開けである「乙巳の変」の舞台となった伝板葺宮跡を見学しました。その道筋はまさに田植え中の田圃を縫うように自転車部隊が駆け抜けていきました。そして、石舞台古墳に到着。巨大な横穴式石室を見学した後、記念写真を撮影しました。
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 そして、石舞台前の売店でのソフトクリーム休憩となりましたが、毎年そこで挨拶するお店のご主人がお留守で、大変残念でした。そこから下り坂で、川原寺跡や橘寺を横目に見て、亀石へ。さらに天武持統合葬陵、鬼の雪隠・俎古墳、欽明天皇陵古墳などを見ながら、一路博物館へ。予定から少し遅れたため、玄関では学芸員の平松さんが待って下さっていました。館内を丁寧にご案内いただき、生徒達も大変興味深く展示を見、平松さんに様々なことを質問し、「とても真面目で、熱心な生徒さんですね。」という感想をいただきました。
 この見学会を機会に歴史に興味をもち、授業でもさらに頑張って取り組んでくれることを願っています。
◎配布物・連絡はありません。