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推薦書

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 いま,推薦入試を受験する子の推薦書を書いている。数行程度のものから800,1000字程度まで様々ある。
 はっきりとした目的を持っている子の場合はそのまま文章化するだけで十分だが,そうでない場合はたとえ数行程度のものでも,これがなかなか,簡単ではない。その子が何を考え,どういうきっかけで志望するにいたったのか,入学後どういうことを学びたいのかより具体的に知っておかないと筆が進まないからだ。
 そのとき,本人と直接話をするのだが,大抵,大学案内に書いてあることをそのまま繰り返したり,ぼやっとした憧れであったり,曖昧なままのことが多い。
 そこで,一緒になって一から掘り起こす作業が始まる。もう,「なぜ?」「どうして?」の連発である。「わかりません!」で詰まったら,今度は別の角度から質問を繰り返す。「なぜ?」「どうして?」・・・・・・。
 そうこうしていくうちに,段々と考えが具体的な形となって現れてくる。面白いことに目が輝き出すのだ。目は明日を見つめだす。

 つくづく,推薦書は気づきの作業書だなと思う。

【配布物】・校外学習に関して
【連 絡】・台風情報に注意してください。