« 教育実習生からのアドバイス① | メイン | 6月18日の連絡帳 »

教育実習生からのアドバイス②

2回目はB組で実習している佐藤さんからお子さまへのアドバイスです。

 私は中学時代、代数のテストで大きな失敗をしたことがあります。中学生の頃から数学が苦手で、あまりよい点を取れない生徒でした。しかし、代数の得意な子と友達になり、分からないところを教えてもらううちに、不得意だった代数の単元が得意に変わっていきました。
 あるとき中間テストを受け、解答を改めて確認したとき、驚きました。とれて60点台だった代数のテストの点数が、90点だったのです。しかし、まじまじと眺めてみて今度はショックを受けました。実は、文章題の最後にきちんと答えを書くのを忘れ、減点されていました。その減点が合計6点もありました。要するに、代数のテストは答え方さえ間違っていなければ、96点というもっとよい結果を残せていたのです。テストを解いた後の見直しをしていなかったことをとても悔やみました。
 小学校から中学校にあがって、みなさんは中学のテストは全然違うのだなと実感していることと思います。頑張れたなと思っている人もいれば、もっと勉強しておけばよかったなと後悔している人もいるのでしょう。私がみなさんの先輩としてアドバイスをするとしたら、三つあります。一つ目は、とにかくこつこつと勉強をすること。二つ目は、授業を真剣に集中して聞くこと。そして最後に、授業でわからないことは先延ばしにせずその日のうちに、先生に聞いて理解すること。授業をしっかり聞いて理解していれば、テストの勉強が本当に楽になります。どんなことも、基礎という地盤がしっかりしていなければ、その後いくら知識を積み重ねても積み木のようにぐらぐらになって、応用を身につけることは困難です。このことをしっかりと頭の中に入れて、毎日の勉強をこつこつと積み重ねていってください。