芸術の秋です④
秋分の日、お彼岸の中日です。「今年は暑さ寒さも彼岸までという言葉が当てはまらないなぁ」と思っていましたが、夕方には冷ややかな秋の気配が漂ってきました。私は今日は夕陽丘にある一心寺に仏画を見に出かけてきました。司馬遼太郎が「夕陽丘から見る夕陽は美しい。──大阪の名所をあげよといわれれば、この崖ではないか。」と書いたところです。確かに上町台地の南端からですから、西に広がる大阪湾が一望できそうです。仏教には夕陽を見て極楽浄土に想いをはせる「日想観」という修行があるそうですが、機会があれば、大阪湾に沈む夕日を見に出かけようと思いました。
さて、今日紹介するのは、この夕陽丘に近い天王寺公園にある大阪市立美術館で開かれている「上海 -近代の美術- SHANGHAI MODERN」です。19世紀後半から20世紀初頭に上海で花開いた美術作品を収蔵している台湾・故宮博物院や鴻禧美術館からの作品に、国内の所蔵品をあわせて展示しています。書や篆刻など中国の芸術は古くから日本の文化にも大きく影響を与えてきましたが、近代以降は西洋の影響が強く、お子さまたち中学生には逆に新鮮に写るかもしれません。
大阪市立美術館
一般:1000円,中学生は無料(生徒手帳を提示)
http://osaka-art.info-museum.net/special019/special_syanhai.html
明日で前期は終了しますが、26日から10月24日まで作品を入れ替えて後期が始まります。一度、天王寺に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。この春にはギメ東洋美術館所蔵の浮世絵が展示されていましたし、上海の後は「BIOMBO/屏風 日本の美」が企画されるなど、話題性が高い展覧会をおこなっています。A.M.