理科冬休みの課題から⑤
「チーズ・バター・マヨネーズの作成」の紹介のつづきです。今日は「考察」について注目してみたいと思います。「考察」は「結果」から導かれる自分の考えです。タンパク質の性質を少し習っただけで、コロイドについてはほとんど知識のない中学1年生ですから、考えることができる内容は不充分かもしれませんが、持っている限られた知識の中からでも考えてみるという経験が大切です。
生クリームをホイップしすぎるとバターになると気づいたようです。A組 K.G.
牛乳からできる「バター」と「生クリーム」がそれぞれどのようにしてできるのかを調べるとより深い理解が得られると思います。たくさんある乳製品のそれぞれの製法を整理すると、その特徴がわかりやすくなるのではないでしょうか。
卵黄と酢,油をしっかりと混ぜ合わせることがポイントです。A組 K.G.
最初に卵黄(卵白じゃありませんよ)と酢をしっかりと混ぜ合わせることが大切なので、電動ハンドミキサーを使うことを思いついたようです。バターにしても、マヨネーズにしても、混ぜ合わせがポイントですから、この思いつきは良いですね。
マヨネーズがうまくつくれませんでしたが、考察がすばらしい。C組 N.M.
このレポートの考察がすばらしいのは、失敗の原因を分析して、修正した実験を4回もやり直していることです。しかも、1回目の原因を塩だと予想したのは、バターをつくったときの「塩を加えるとバターとホエーに分かれた」経験を生かしてのことですから、よく考えていると思います。