理科冬休みの課題から⑦
「ニワトリの心臓の解剖」「チーズ・バター・マヨネーズ」に続いて紹介するのは、「イカの解剖」です。まな板の上で料理感覚でできる解剖ということで抵抗が少なかったのか、36名がレポートを出してきました。よく書けたレポートが多かったので、参考になることも多いと思います。
まず、新鮮なイカを入手するように指示しました。さすがに冷凍ロールイカやホタルイカを材料にすることはないでしょうが、どんな材料を用意するかは大切なポイントです。
最近は産地表示がされているので、パックのラベルも情報源として利用できます。ラベルを貼っていたレポートをいくつか見かけました。上は島根産と新潟産のスルメイカ,下は長崎産のスルメイカということで、この時期にスーパーで見かけるイカはスルメイカが多かったようです。スルメイカの学名 Toodarodes pacificus や「ツツイカ目アカイカ科」という分類を調べていたレポートもありました。値段が1つだけ高いのは正月価格でしょうか。魚屋さんに「白っぽいイカよりも赤いイカの方が新鮮だよ」と教えてもらったと書いているレポートもありました。
まず、全身の観察・スケッチをおこないます。頭を上に、胴を下にしてスケッチをするように指導しておきましたので、ほとんどのレポートでは足を上に描いていました。(正しい描き方です)
D組 K.N.
背腹両面をスケッチしていることと、腕の吸盤を正確にスケッチできているところが良いと思います。このスケッチを元に吸盤についての鋭い考察が書かれていました。体長54cmとは立派なイカですね。