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音楽科の課題から①

 2月1日にアップしましたように、音楽科の課題「赤とんぼ」の作品を教室掲示しました。授業担当者にどのような内容で、どんなことを考えさせようとした課題なのかを聞きましたので、紹介します。

 私が大量の赤とんぼを見たのは、15年前に大山の頂上で見たのが最高だったと思います。その当時でも、家の近所ではほとんど見られなくなっていましたが、今ではとんとお目にかかっていません。地球が心配です・・・。
 今回の課題は、まず「赤とんぼ」の旋律を写譜すること。そして、自分のイメージする挿絵や色をつけるというものです。1つの設定として、例えば、老人ホームに行ったとします。そこで、「赤とんぼ」を一緒に歌おうとした時に、楽譜だけ、あるいは歌詞だけが印刷してある紙を用意するより、手書きの譜面で、しかもちょっとした挿絵があれば、どんなに心が和むことでしょう。実際、私の祖母は96歳で現在施設に入っています。足の骨折や視力の減退、痴呆など、その他色々で要介護4(正しくは何というのかわかりませんが)の状態です。私も月に1度は子どもを連れて会いに行きますが、笑顔を見せて、ふわっとした雰囲気になるのは、絵や写真を見たり、歌ったりするときです。そして、昔々の話・・・。
 私達人間には、音や色が非常に大切なようです。全くの雑音もない状態や、真っ白な壁の中では、正常な状態で生きていけないと思います。今回の課題だけにとどまらず、日常の生活に生かすことを学んでくれたらなぁと思っています。

 作品は明日以降にアップしていきます。お楽しみに...