人権映画会感想から⑤
「四苦八苦」という言葉は元々仏教用語ですね。生老病死の「四苦」に、憎い者と出会う苦しみ「怨憎会苦」、愛する者と別れる苦しみ「愛別離苦」、求めるものが得られない苦しみ「求不得苦」、迷いの存在であること自体が苦しみであるとする「五陰盛苦」を加えて「八苦」とするそうです。この映画はまさしく「愛別離苦」を表現したものだと思います。
私のおばあちゃんはガンで死にました。死ぬ一週間前前まで会話ができたのに、会話ができなくなり寝たきりになって死んでしまいました。亡くなる前の日、私はおばあちゃんの横で寝ていて、朝起きるとおばあちゃんが青白くなっていました。涙が止まりませんでした。その後、いつおばあちゃんの顔を見ても「おはよう」と言って起きてきそうでした。でも、このまま泣いていると余計あばあちゃんが悲しんでしまうので、それからは思い出して泣いてはいません。
私にとってのおばあちゃんはとても偉大な人です。だから私は今、おばあちゃんの分までしっかり悔いのないように生き続けていきたいと思っています。今はおばあちゃんが天国で元気に過ごしていることを願っています。 H.F.
峯田先生は私の小六の担任の先生でした。しかし、音楽会の一週間前に亡くなってしまいました。先生は一冊のノートを切って2つにして全員に配り、日記としていました。それを読み返すとそのころの楽しさを思い出します。その時、音楽会で歌った曲は「少年時代」で、先生はとても力を入れて教えてくれました。最後の手紙には「ありがとうございました」としか書けませんでしたが、今でも先生のことは大好きです。 A.Y.