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林間学舎下見報告

 今週末の金曜・土曜に学校長と7月27日から2泊3日で実施する林間学舎の下見をおこなってきました。今年度の林間学舎では第1日目のメニューを大幅に変えて、先日オープンしたばかりの「サントリー奥大山ブナの森工場」見学と「天然水の森 奥大山」での自然観察や野外活動をおこなう予定にしています。その内容を詰めてくるために、サポートしていただいているサントリー キッズ・ドリームプロジェクトの方にも同行して頂いて、工場と森を訪ねました。

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 「サントリー奥大山ブナの森工場」は2日目に登る大山の南東に位置します。昨年までは蒜山高原で昼食をとったあとアイスクリーム作りをおこなっていましたが、そこからもすぐそばのロケーションとなりますので、無理なくメニューに取り込めると考えています。
http://www.suntory.co.jp/eco/forest/tiding/index.html

 現地ではクラス別にローテーションで工場見学と森林実習をおこなう予定にしています。工場見学では生産ラインの見学と同時に環境や自然に配慮して設けられている「雪室(ゆきむろ)」や「蓄熱システム」を見学させていただくことになっています。特に「雪室」には驚くのではないでしょうか。冬場に降った250tもの雪を貯蔵して空調などに利用しているもので、秋近くまで利用できるとのことでした。

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ブナの森から1709mの大山(左)と1448mの烏ヶ山(右)を望む

 「天然水の森 奥大山」での活動については、サントリー キッズ・ドリームプロジェクトが阿蘇や白州でおこなわれている「森と水の学校」のノウハウを生かしながら、中学生が体験できる効果的なメニューを考えていただいています。
http://suntory.jp/kids/gakko/

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ミズナラの樹が葉を広げているようすはまさに新緑
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こちらはブナの枝
樹齢100年を越えるブナやミズナラの巨木は見る者を圧倒します。
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林床にはワラビが芽吹いていました。

 私たちはサントリーの社員の方と一緒に「下枝打ち」などの森林保全活動に参加しました。お子さまたちにもいろいろな体験を考えていますが、森を小一時間歩くだけでも素晴らしい経験になると思います。標高900m前後の場所ですので、まだ山菜の芽吹きなど春の訪れを感じましたが、お子さまたちが訪れるころは生き物が生き生きと活動している初夏の森の姿を見せてくれるはずです。A.M.