文章を読む力
ずいぶんと過ごしやすい気候となりました。こんな時期に家へ閉じこもって過ごすのはもったいないと思います。昼間はどんどん外で活動させてください。読書の秋は秋の夜長にできることです。夜は文章にどぷりと浸かる生活の中で思索にふけってほしいと思います。
文章を読むことの大切さに異を唱える方はおられないでしょう。本や新聞などの活字メディアを読むことが基本的な学力を伸ばすことにつながります。国語の成績というだけではなく、日本語を使って考える以上は思考そのものにつながることです。読解力がなければ知識を吸収することは難しいですし、表現力がなければ自分の考えを発信することはできません。
先日紹介した「基礎学力を考える」サイトの中で、京都大学の尾池和夫総長は、基礎学力とりわけ国語力が身についた上で自ら進んで学ぶ意欲を持ち続けることができれば、伝統の自由の学風を肌で感じると書かれています。→心ときめく知と出会うために
読書の目的は文学作品を鑑賞することにとどまりません。ご家族全員で夜30分間でも「読書の時間」を設定していただけると、効果は大きいと思います。A.M.