« 第62回読書週間 | メイン | 校外学習を題材に »

読解力≒理解力

book.jpg
 読書週間なので、読む力をつける参考になるような本を紹介していきます。今月初めに「14歳からのお金の話」を紹介した池上彰さんの本はいかがでしょうか。ジャーナリストとして「情報を伝える」ことの大切さやそこに潜む問題点などを意識した文章を書いておられるので、お子さまたちのような中高生にも関心が持ちやすいのではないでしょうか。図書室では「メディア・リテラシー入門」を見かけました。マスメディアは情報をわかりやすく伝えるように工夫をしているが、編集にはある意志が加わっていること。だからその内容をそのまま受け止めるだけでは不十分で、自分で判断する力(メディア・リテラシー)が必要になると説いています。類書に後藤武士さんの「小中学生のための世界一わかりやすいメディアリテラシー」もありますが、インターネットだけではなく新聞やテレビ・ラジオなど既存のマスメディアにまで言及している点で、「メディア・リテラシー入門」のほうをお薦めします。A.M.