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10月の読書状況

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 10月の図書室貸出冊数は316冊でした。今年度の累積は3302冊となり、生徒一人あたり約20冊となりました。昨年度の同時期と比較しても、約1000冊(43.9%)の増加ですから、比較的図書室に出入りしている学年とみても良さそうです。ですが、先月に書いた通り、安心できる状況ではありません。

 若年層の活字離れが進んだといわれて久しくなりますが、書かれた文章を読み取り、自分の頭の中で整理し、理解する力、すなわち「読解力」が低下している傾向は、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)でも明らかです。これまで読書に費やされていた時間が、ケイタイやネット,ゲームなどに使われるようになったことが一つの要因でしょう。それらのメディアが読書と同じように、知識や知恵や感動体験などを学ぶ場となれば問題はないのですが、実際のところ、それを望むことはできません。

 今年の読書週間も残り4日となりました。この週末、TVを消し、ケイタイを閉じて、数時間読書に勤しんではいかがでしょうか。もちろんお子さまだけではなく、ご家族のみなさんで…。A.M.