秋の京都へお出かけになりませんか
この連休は秋らしい爽やかな晴天が広がっています。どこかへ遠出をされるのも悪くはありませんよ。先日、校外学習で京都のお寺や神社を巡ってもらい、お子さまたちには「伝統文化」に興味を持ってもらう機会になったように思います。今度は家族でお出かけになり、親御さんのレクチャーを聴きながら、京の街を歩くのはいかがでしょうか。お子さまが道案内をしてくれるかもしれませんよ。
洛東では、永観堂で今月8日から「秋の特別拝観」がおこなわれます。16時までは寺宝展をやっていますが、17時30分からのライトアップがお薦めです。阿弥陀堂、御影堂、多宝塔などの建物、参道や池の周辺が真っ赤な約3000本のモミジの中に浮かびあがります。ご本尊の「見返り阿弥陀如来像」がほのかな灯りに照らし出されて、お昼にみるお姿とはずいぶん印象も変わるのではないでしょうか。
建仁寺の「秋の特別拝観」は9日までです。日本最古の禅宗寺院で、800年以上前に栄西によって建立された建仁寺は国宝の俵屋宗達筆の「風神雷神図」や法堂天井にある小泉淳作筆の「大双龍図」が有名ですね。有名な割には訪れたことのないお寺ではないでしょうか。近くの高台寺や圓徳院では「源氏物語 五十四帖展」が開かれています。
明日3日から方丈庭園が公開されるのが、くろ谷さんで有名な金戒光明寺です。紅葉でも有名なのですが、お薦めは1854年に建てられた高さ23メートル、幅38メートルもある山門です。その二層の中央に宝冠釈迦如来像とその両脇に普賢菩薩と文殊菩薩、そして十六羅漢像が安置され、天井には巨大な「蟠龍図」が描かれています。
A.M.