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人権映画会「おくりびと」を見て ①

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 先日、人権教育の一環として「おくりびと」を見てもらいました。「生と死」を取り上げた作品ですが、ちょうど進路学習と重なったこともあって、「納棺師」という職業に注目したお子さまも少なくありませんでした。直後に書いてもらった感想のいくつかを紹介します。

 僕は納棺師という仕事をこの映画で初めて知ったのですが、話が進むにつれ、納棺師のありがたみやすごさなどの、いいところがたくさんあり、旅立つ人も安心して旅立てると思いました。それに、納棺師は人に優しく接する人でないと勤まらないということも伝わりました。だからこそ、大悟が勤めている納棺師を、美香はすごさを感じて受け入れたんだと思います。どんな人でも最後には死んでしまう、どんな生き物も最後には死んでしまうということが伝わってきて感動したし、人生というのは大切なものなんだなぁと思いました。A組K.K.

 話の中には何回か「納棺師」という仕事を差別するような事がありました。でも、私はみんないつか亡くなる日が来て、納棺師さんのお世話になるのに、どうして「汚らわしい仕事」「まともではない仕事」という風に言うのだろうと思いました。納棺師さんはとても大変だと思うけど、誰かがしなくてはいけない仕事だと思いました。
 「おくりびと」を見て、普段何気なく食べているお肉やお魚は全部私たちが生きていくために、ほかのものの大切な命をいただいているから残さないとか、食べ物を粗末に扱わないとか、人としての最低限のルールをもう一度見直しました。A組M.K.