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本を読もう Think the Earth ⑦

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 7冊目はカール・セーガン Carl Saganさんの「百億の星と千億の生命」です。セーガンさんは1980年代に発表した「コスモス」が有名な宇宙科学の研究者です。原題 Billions & Billionsは、1996年に亡くなられた大科学者が21世紀の人々に残したメッセージのような作品になっています。巨大な数はどう数えたらよいのか?ユーモアたっぷりに科学の基本から説き起こし、やがて現代が直面する重要問題へ―石油資源をめぐる闘争、温暖化の危機とその解決策を早い時期から提言していたことには驚かされます。

 「妊娠中絶」についても触れていますが、この部分は夫人であるアン・ドルーヤン博士との共著です。生命というものの本質に迫る内容で、女性の幸福について現実的に考え抜いた上での提言となっています。この部分も読んで欲しいところです。A.M.