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「映像詩 里山」


 今日から「映像詩 里山」の上映が始まりました。といっても、関西では9月に入ってからの公開になるようです。元々はNHKで放送されていた「里山」シリーズ第3弾「里山 いのち萌ゆる森」がベースとなっています。滋賀県北部に広がる雑木林にクヌギやコナラが約2万本生えており、その中で人々が「森と人との約束」にしたがって連綿と暮らし続けているようすを取り上げた作品です。作り込まれたCGも、ドラマチックなストーリー展開もありませんが、「里山」という環境を知るにはちょうど良い作品ではないでしょうか。

 出演されている今森光彦さんはフリーのカメラマンです。ちょうど去年の夏に東京で写真展が開かれていたときに作品を目にしていました。福音館書店から「昆虫記」を出されているので、名前は知っていましたが、それまでは昆虫の研究者とばかり思っていました。そのときは「やまおやじ」と名づけられた巨木の写真が印象に残りました。「やまおやじ」は今回の映画でも大きく取り上げられています。A.M.