高校生として意識しておいて欲しいこと①
今年は5名の教育実習生が学年に配当されています。先輩でもある彼らに、今、高校生として意識しておくことは何かを書いてもらいました。6~7年前の高校生活を思い出しながら一生懸命メッセージを考えてくれました。読んで、何かをつかんでもらえたら書いてもらった甲斐があります。
A組 K.N.さん(国語科)
高校1年生というのは3年先を見通してじっくり自分自身の進むべき道を模索する時期だと思います。私は他の教科よりは成績が良い教科(英語)があったので、深く考えることもせず英文科に進学するべきだと単純に決めてしまいました。ところが大学に入学してみてその甘さを痛感させられました。中学校や高校で少々点数が取れたところで大学では通用しません。特に私の場合、授業の内容を繰り返し復習していたため、校内での成績につながっていただけなのです。何度か受けた模擬テストの結果は決して満足のいくものではありませんでしたが、平常の点数が悪くないためあまり気にしませんでした。最初は国立大学を目指していましたが、その大学に特に魅力を感じているわけでもなかったので、指定校推薦の話が出て来た時飛びついてしまったのです。内申書の点数だけで入学が決まったのでその時は随分楽をしたわけですが、そのつけは予想外に大きかったです。模擬テストの成績こそ客観的なデーターとしてもっと尊重するべきだったと思っています。自分の実力を直視して、そこからがスタートです。1年生で方向性が見いだすことができたなら、3年間の課題が見えてきます。家族、学校の先生方、友人、周りにいる大人いろいろな人のアドバイスを聞いて、最後は自らが納得がいく方向に進んで下さい。十分に考え、目標に向けて努力することが出来たならばきっと3年先には満足のいく結果を手にすることができるでしょう。どうか頑張って自分探しをして下さい。