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京都大学を肌で感じよう ③

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 受付でレジュメと感想の記入用紙を渡されて、指定された席に案内されました。早い時期に応募したので、本校の9名は最前列のほぼ真ん中に並ぶことになりました。ここじゃ寝れないね…と口では冗談を言っていましたが、緊張したようです。定員500名のホールは満席で、立見席が用意されるほどの盛況ぶりでした。

IMG_3890.jpg Accretion_disk.jpg

 1つめの講義は天文分野でした。宇宙物理学教室の嶺重慎先生が「ブラックホールの常識・非常識」というテーマで30分強の講義をおこない、質疑応答の後、レジュメと感想を記入・提出という形でおこなわれました。残りの4分野の講座についても同じ形式です。18世紀に発達したニュートン力学から想定されたのは「ブラックホール」という概念であり、実際にその存在が確認されたのは1970年のはくちょう座X1が最初であることという話から始まり、星の最後の姿の一つとして、太陽質量の20倍程度の星がブラックホールになるあたりまでは話についていけたようです。ブラックホールは光を発しないイメージがあるが、落ち込むガスのエネルギーで光っているとか、すべての銀河の中心に巨大ブラックホールがあるといった興味深い話で時間となりました。