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選特生物 授業の補足 6

 発生学を終わって、先週から遺伝学に入りました。前半は古典的なメンデル遺伝学を扱います。1865年にオーストリアの司祭であったメンデルGregor Johann Mendel がメンデルの法則を発表するまでは、遺伝形質は交雑とともに液体のように混じりあっていくと考えられていました。これを混合遺伝といいます。メンデルの業績はこれを否定し、遺伝粒子(彼はこれを element と呼びました。現在の遺伝子に相当します。)によって受け継がれるとする粒子遺伝を提唱したことです。

 国立遺伝学研究所に「遺伝学電子博物館」という生徒向けのサイトが用意されています。遺伝学がどのように社会とつながっているのかということに興味を持ってもらえればと思います。