選特生物 授業の補足18
試験前だというのに実験室の予約は一杯です。隣の生物実験室では高3が細胞周期の測定をやっていました。化学実験室では、キューネ発酵管をつかったアルコール発酵の実験と,ツンベルグ管をつかったデヒドロゲナーゼの実験をおこないました。見慣れない器具に戸惑いはありましたが、実験そのものは手早いものでしたね。
アルコール発酵で二酸化炭素の確認はうまくできたようですが、エタノールの検出はヨードホルム反応がなかなか出なかったようです。基質の糖を glucoseとsucroseの2種類用意しました。glucoseは単糖類、sucroseは二糖類ですから、コウボキンの分解に差が出ますよね。また、デヒドロゲナーゼの実験では、コハク酸から外した水素が本来のNADではなく、メチレンブルーに渡されて色が消えます。色の変化が大きいので、やっていて楽しかったようです。