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環境講座を受講して③

 E・F組の感想です。住んでいる環境やこれまでの経験、将来の進路によって、受け取り方は様々ですが、それは人それぞれで構わないと思っています。環境問題を始め、社会ではこれといった正解がない問題を与えられることが少なくありません。問題提起されたときに、それを自分なりに受け止めて、解決方法を考える訓練になればと考えています。

・シカ肉は食べたことがないし、もし北海道で食べることになってもあまり気は進まないが、横山先生がシカ肉は食べたほうがいいと言ってたので、食べてみようと思います。尼崎に住んでいるので、宝塚のように野生動物に出会うことはまずないのですが、せっかく北海道へ行くので、しっかりと自然を感じたいと思います。とてもためになりました。N.K.
・餌がなければ人の住む地域に出没するのも仕方ないことだと思いました。いかに傷つけずに対処して、二度と人里に来ないようにするかが課題だと思いました。N.K.
・私の家の近くの畑でもイノシシに荒らされた所があって、それが毎年のことだったので、祖父とその友人がイノシシを捕まえて猪鍋にして食べました。害獣ではないと思うけれど、どうにもならないときはやり過ぎない程度に捕獲して逃がしたり、殺すのなら殺しっぱなしではなくきちんと食べるなどすれば良いと思いました。K.H.
・億単位の被害が起きていることにすごく驚きました。このような被害が起きるのはやっぱりシカ・イノシシ・クマそれぞれが生きるために必死だと思うし、仕方ないことなのかなと思います。害獣であるなら、人々を襲ったりする可能性があるし、捕獲するべきだと思うけど、シカやイノシシなどは同じ生き物でもあるし、共に暮らしているものだから、かわいそうかなと思います。W.N.
・ただ駆除するだけじゃなく、処理方法として食用にするというのは随分安直なような気がしましたが、自分の住んでいる地域に生存している動物を食べるということで、小さな子とかには食用になっている様々な植物や動物といった生き物への感謝の気持ちを養えたりする点では良いことだと思います。Y.W.
・シカ肉自体はおいしいし、結構好きなので別に食用にすることに問題を感じません。昔はシカ肉やウサギ肉,イノシシなども食べていただろうに、今は牛や豚、ニワトリくらいしか食べていないことの方が疑問です。S.I.
・できる限りシカやイノシシを駆除すべきではないと思います。捕獲し、山に返すのは良いことだと思いますが、シカやイノシシが増えすぎたのはオオカミが絶滅したせいで、オオカミが絶滅したのは私たち人間のせいだと私は思っていますので、シカやイノシシを害獣と呼び、殺すのは自分勝手ではないかと思います。でも人間が安全に暮らしていくには仕方のないことなのかもしれません。M.I
・林業の被害がシカによるものだということに驚きました。里山に降りてくればおいしい物がある、人間は怖くないと思わせないことが、農林業被害を減らすにあたって重要なことだと思います。今まではどうしてかわいいシカを捕獲する必要があるのだろうと疑問に思っていたのですが、今日新たな知識を得ることができてよかったです。K.N.
・昔はずっと捕獲していて、そのお陰で生存数が保たれていたというようにおっしゃられていたので、捕獲や駆除はせざるを得ないと思いました。乱獲はいけないけれど、一定数の捕獲はしていくべきだと思います。今回の講演で、ただ怖いと思っていた野生動物に対して色々な感情が生まれました。北海道でこの知識を生かして、楽しんできます。M.Y.