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大阪大学高大連携講座 Report⑱

 「共用品の思想」を受講してきたE.HさんとC.Nさんのレポートです。特進コースからは4名が受講しました。大学での講義を通じて、高校との違いや今学んでいることとのつながりを意識してもらえればと思います。

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 私は「共用品という思想」という講座を受講しました。そこでは主に工学系の話から始まったので、正直とても不安でした。しかし、そんな不安はすぐに吹き飛びました。分かりやすい例をあげて、共用品の大切さを教えてもらいました。自分で実際に共用品を考える講座では、普段なんとなく使っている財布について考えました。普通に使う分には全く問題ありませんが、障害を持っている立場で考えると難しかったです。大学生の前でスクリーンを使っての発表はとても緊張しましたが、やりがいがありました。今回、この講座を通していろいろなことを学べました。


 私は今回、大阪大学で「共用品という思想」の講義を受けました。最初、私が知っている共用品と言えば、シャンプーのボトルについているギザギザや段差が少ない家くらいしか知らなかったけれど、話を聞いていると、ペットボトルを持ちやすい形に変えたり、お酒かを見分けるため点字を缶につけたり、自動販売機からどんな人でも飲み物を取りやすいようにお金の投入口や飲み物の取り出すところの高さを一緒にしたりなど、日常生活の中で気づかなかった共用品がたくさんありました。福祉用具と共用品の共通している部品や共用品と一般製品の共通している部分を探したり、今、自分が使っている財布を障害のある人もない人にも使いやすく使えるような財布のデザインを考えました。そして一人一人発表をしていき、発表を聞いていると、お札と小銭を同じところに入れ、小銭だけ下に落ちるようにし、お札と小銭を分けることができる財布や、両手があくように首から下げる財布などたくさんのアイディアが聞けました。普段、共用品についてよく考えたりすることがなかったので、自分が当たり前にやっていることでも難しい人もいるんだなと感じました。また、たくさんの人が同じものを使い快適に過ごせるようにする商品はすごいと思ったし、それを作り出す人も心優しい人なんだなと思いました。自分の身の回りのことで知らなかったことが知れたので、この講義をとってよかったなと思います。