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ノーベル賞発表の季節④

 今日は医学・生理学賞の発表です。トムソン・ロイター社の予想では次の3つのトピックから選ばれるというものでした。
① 「慢性骨髄性白血病(CML)に対する革新的な分子標的治療薬であるイマチニブダサチニブの開発」
② 「ティッシュエンジニアリング/再生医療分野における先駆的研究」
③ 「哺乳類における胸腺機能の発見およびT細胞とB細胞の同定 および 2つのタイプのTリンパ球、TH1およびTH2の発見と宿主免疫応答制御における役割」
昨年は「幹細胞の発見、および人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発」を手がけた山中伸弥先生の名前が上がっていたほか、「食欲と代謝の調節ホルモン、レプチンの発見」「免疫応答の主要な調節因子である樹状細胞の発見」などがトピックとして示されていました。トピックが重複していないことも驚きですが、共通して再生医療や免疫のしくみに関わるものが目に付きます。