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ELCAS2011 Report13

 先週はELCASの合宿でした。愛知県犬山市にある霊長類研究所日本モンキーセンターを訪ねたようです。今回はS.I.くんとY.S.さんのレポートを紹介します。

 霊長類研究所では、チンパンジーやアカゲザルを見ました。その後、霊長類などの頭蓋骨のお話を聞きました。その講義で本物の頭蓋骨、レプリカ、脳を触らせてもらいました。ヒト科に属しているゴリラの頭蓋骨は、人とは大きく異なっていて、ヒト上部がはまるみを帯びているのに対し、ゴリラはえぐれたような形になっていました。えぐれているところには脳ではなく、筋肉がついています。そんなところに筋肉があるとは思わず、とても驚きました。その筋肉は噛む力に関係しています。イヌ、ネコ、トラの頭蓋骨も見せてもらいましたが、その筋肉がつくところが広かったです。脳はホルマリン漬けされていたので、ゴム手袋をして触りました。思っていたより硬くて驚きました。ホルマリンのせいだと思います。ちなみに賢くなっても脳のしわは増えないそうです。アウストラロピテクスの頭蓋骨(レプリカ)は出土した部分が少ししかなく、ほとんどが考古学者によって考えられたものでした。考古学者の創造力はすごいと思いました。
モンキーセンターでは、たくさんの種類のサルを見ました。その中には密猟者が日本に密輸しようとして捕まり、保護されたサルもいました。そんなサルの大半は弱っていて、センター内でできる限りのことをしても、死んでしまうそうです。こんな悲しいことがなくなればいいと思いました。
 今回のELCASの合宿はメンバー同士の友好を深めることが目的でした。その目的は果たせたので、よかったと思います。メンバーとはいつまでも仲良くしていきたいと思います。S.I.

 1日目は愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所に行き、アカゲザルやチンパンジーを観察したり、霊長類に関する講義を受けたりしました。様々な種類のサルの頭骨や脳を触ることもできました。学校の生物の授業でニワトリの脳を解剖しましたが、サイズから見た目まで何もかもが全く違っていて、より人間に近いサルの脳を見ることができて感動しました。
 2日目は、自己紹介のプレゼンテーションをしてから、日本モンキーセンターに向かいました。学芸員の方に園内を案内していただきながら、たくさんのことを教わりました。初めて見るようなサルも多く、サルを近くで観察することができて、とても楽しかったです。
 今回の合宿を通して、専攻や学年を問わず、たくさんのELCAS生と仲良くなることもできました。1泊2日という短い期間でしたが学校の宿泊行事とは違った楽しさもあり、とても充実した2日間でした。たくさんの人の前でパワーポイントを使って自己紹介するのは少し緊張しましたが、他のELCAS生の話を聞いていると、個性が様々でおもしろい人も多く、笑いの絶えないプレゼンテーションになりました。楽しい思い出をたくさん作ることができて良かったです。今後のELCASも楽しみながら頑張りたいと思います。Y.S.