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大阪大学高大連携講座 Report21

 すでに3回の受講が終わっているのですが,紹介が遅れています。今回は「ものづくりフロンティア」を受講しているN.K.くんの1回目のレポートです。化学同人から「自然に学ぶ粋なテクノロジー」という本が出ています。バイオミミックに興味があれば読んでみてください。

 今回の講義のテーマは、『セラミックスの作り方』でした。同じ原料を使っていても、熱する温度や粒の大きさを変えることにより、陶磁器から透明なガラスまで全く性質が異なるものになって驚きました。『何気ない疑問から、新たな開発が生まれる』ということも、今回の講義で学びました。『カタツムリの殻は、どうして汚れていないんだろう?』と思った人が、その性質を建物の壁に応用したり蓮の葉が水をはじく性質を防水に利用したりと、日常で目にする光景から生まれた発明も少なくありません。日ごろから疑問を抱くことが大切だと思いました。
 人数は十数名と思っていたより少なめだったけど、生徒と教授の距離感が近くいい雰囲気でした。講義自体は高校の無機化学の延長だったので、理解しやすかったです。しかし、高校でしっかりと授業を理解しておかなければいけないと感じました。教えてくれる教授の方とテーマが毎週変わるので、次にどんなことが学べるか楽しみです。