日食の観察について(注意)
明日、近畿地方南部を含む日本の広い範囲で金環日食が見られます。学校でも観察会を実施しますが,食の始めは6時17分過ぎからですので,ご家庭や登校途上で観察されることも予想されます。世界天文年の2009年にも部分日食が観察されましたが,誤った観察方法で目を痛めた人がいたようです。次は2030年ということで滅多にみることのできない天文現象ですが、安全に注意していただきたいと思います。
・数秒でも太陽を直接見てはいけません。食の途中でも光や熱は強く、目を痛めます。望遠鏡や双眼鏡は光を集めるのでさらに危険です。
・専用の日食グラス以外の,サングラスやゴーグル・下敷き・フィルムの切れ端などは使えません。日食グラスを使用しても短時間に留めるべきですし,日食グラスを通しても望遠鏡を見てはいけません。
・カメラで撮影する際にファインダーで太陽を見るのは危険です。減光フィルターがついていないカメラでは故障する可能性もありますし,ハレーションが起こって写らないと思います。
ピンホールや木漏れ日,鏡を利用するのが安全だと思います。また,登校中など路上で立ち止まったり,上を見ていては事故に遭う可能性も心配です。校庭など安全な場所での観察をお願いします。