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大阪大学 高大連携講座 Report26

 「ものづくりフロンティア」を受講しているN.K.くんのレポートです。毎週金曜日に大阪大学へ通うこと十数回,話は環境問題やレーザー,医療にまで広がっているようです。一つのテーマで広く深く掘り下げていく大学の講義の面白さが実感できているのではないでしょうか。

 今回の講義は、レーザについてでした。レーザーが開発されたのは50年前と最近のことで、短期間でどんどん進歩しています。レーザを出す機械も大きさは様々で、規模の大きさによって使えるの用途が限られているようです。また、大きなものなってくると作業中に人体や目に悪影響を与えるため、しっかりと対策が必要です。今回気になったのは、レーザー技術が発達して軍事目的にも利用できるようになっているということです。もともとは、レーダーのような役割にしかつかえなかったのですが、最近は相手に狙いをつけて照射できるようになってしまったようです。そのため、レーザの使用にも規制がかかっています。せっかく発達した技術を戦争のために使うのはやめて欲しいです。その他にももっと使うべきことがあると思いました。(第10回)

 今回は医療技術についての講義でした。近年、少子高齢化の影響で国の負担する医療費がどんどん増えています。この医療費のうち一番大きな割合を占めるのが入院費などです。この入院費を減らすにはどうしたらいいでしょうか?それは、低侵襲性医療(身体に負担の少ない医療)を行うことです。そうすると、入院日数が比較的少なくなるので、医療費が安くて済みます。低侵襲性医療の例で、脳の血管がつ詰まりそうな場合があります。従来はメスで開いて血栓を除去していたため、出血量も身体への負担も大きかったです。しかし今は管を血管に通して血栓を砕くので、出血はほとんどありません。治療日数も少なく済みます。これは、患者にも国にとってもありがたいことです。 この講義をうけての感想は、どんどん医療技術が進歩してよいことだと思いました。手術自体は経験したことがあり、1番痛いというのが辛いです。しかしこのような治療方法だと痛みも軽減して患者はとても楽になれると思います。このような技術は、どんどん発展していってほしいと思います。(第11回)