環境教育宣言の日を終えて
先日の講堂行事を終え、枝廣淳子さんの講演に対するアンケートを整理しておりました。枝廣さんのメールマガジンでも本校の生徒からの質問を取り上げてくださいました。以下、抜粋ですがご紹介します。
”それから、学園から届いた中学生たちの『不都合な真実』を観た感想と、
「枝廣さんに質問しよう!」という質問の山に目を通していました。
質問の一つに、
「なぜ早くから、地球温暖化対策をやらなかったのですか?」
というのがありました。
どなたか、答えられますか? ”
メールマガジンの最後がこのフレーズで締めくくられていました。
枝廣さんからお預かりしたアンケートに子どもたちが答えた回答の一部を
紹介します。
「私の家族ではクーラーをなるべく使わないとか、お米のとぎ汁を花に
やったりとかするけれど、私は今まで「エコ」なんてあんまり考えず
になんとなくやっていました。これからは未来の自分のために、
そしてその子ども、その子ども・・・・のためにも続けていきたいです。」
「「不都合な真実」の映画を見て、温暖化のことについて考え、
家で少し話題にするようになりましたが、今日の講演を聴いて、
『出来る事はやる!』という気合いが入ったような気がします。
自分で今出来ることは出来る限りやっていこうと思います。」
「人に任せるのではなく、
自分も人類の一員として
何かをしなければならないと分かった。」
「目の前の問題ばかり解決しようとすることが
結局違う問題を起こしてしまうということを
教えてもらい勉強になりました。」
「単に地球温暖化の改善策を知るだけじゃいけない。
自分から行動することが大切。
身近なことから世界は少しでも変わっていくことに
気づき改めて関心を持ちました。」
「『地球を守る。』『地球の危機だ。』というような感覚で
環境問題に取り組んでいたけれど、
『自分たちが住めるようにするため』の環境問題だと
いうことが改めて分かった。」
「私のお母さんはいつもエコバッグを持って行くどころか
ビニール袋を余分に取ったりするので、
次からは私が注意したいと思いました。」
「これ以上ほっといていたら
地球に住めなくなってしまうから、
気を付けるのではなく、
実行していかなければと思いました。」
「今回の講演で思ったことは、2050年の
未来の地球の温度のことです。
このままいくと、あそこまで温度が上がるのだとびっくりしました。
私たちの未来のためにも、
もっと大人も真剣に取り組んでほしいと思います。」
「今日、枝廣さんに聴かせていただいた話は、
中1の私にも非常にわかりやすく、
母や父に覚えている限りですが伝えさせていただきたいと思います。」
最後に、私が一番、心に残った感想を紹介します。
「今後の自分たちのやり方で地球をどうするかが自分たちにかかっている
と思いました。
今、人間ががんばることは経済発展ではなく、自然・地球を守ることだ
と思いました。
一度過ちを犯したのなら二度と犯したくないです。」
これからの子どもたちが大人になる過程で考えてほしいことだと思います。現在までの世界から新しい価値観の世界が人類にできる予感を感じました。