３限目終了後、ちょっと早めの昼食です。今日は午後から日本の伝統芸能で国の”重要無形文化財”に指定されている「文楽」の鑑賞に足を運びました。大阪の日本橋にある国立文楽劇場までの道のり、電車での移動でしたが、自分たちで一般の方に席を譲るなど、集団行動でのマナーの良さになかなかやるじゃないかと感心させられました。
今日の文楽鑑賞では、「伊達娘恋緋鹿子」と、「菅原伝授手習鑑」が上演されました。途中、実際の人形を使って舞台上で代表生徒が体験もさせていただきました。一体の人形を三人がかりで動かす”三人遣い”は迫力と繊細さを感じさせ、人形に魂が宿るがごとく、見事でした。また、義太夫節と呼ばれる文楽独特の「語り」も、一人の太夫が老若男女すべてのセリフを一人で使い分け、しかもそれぞれの役の本質を観る者に強く印象付ける力強いものでした。なかなかこのような伝統芸能に触れる機会は少ないと思うので、高校生には良い刺激にもなり、また日本の伝統文化に興味をもってくれたら幸いです。

＜明日の連絡＞
明日、土曜日は臨時休業です。また、月曜日から「完全夏服」に衣替えです。間違いないようにしてください。