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大学入試を考える(6)

本日、3年B組の保護者懇親会が行われました。本来は先月31日の全体の保護者懇談会後の予定だったのですが、担任が出張で不在だったため、本日の実施となりました。何回も学校にお越しいただき、ご足労をおかけしましたことをお詫びいたします。しかし、今日はいいお話を保護者の方からうかがうことができました。クラスの女子生徒が体育大会と部活の公式戦が重なってしまい、体育大会を公欠することになったんです。しかもそのクラブの生徒たちは2年も続けて…。その話題があがった時に、あるお母さんが「うちの息子が体育大会、雨で延期になったらいいのに」とつぶやいたそうです。エンカレやリレーを楽しみにしていたのに出られないのはかわいそうだと。感動しました。仲間を思いやる気持ちが育っているのだと嬉しくなりました。
受験もそうなんだと思います。受験は団体戦だとよく言います。同じ目標を持った仲間たちが切磋琢磨して受験に向かっていく。相手を蹴落とすのではなく、ともに成長する。これが大切なんだと思います。
懇親会でも言わせていただきましたが、AOや推薦、一般入試、センター試験、国公立二次試験等、さまざまなテスト形式が存在します。早い段階で募集要項を手に入れ、受験科目・日程などを調べておきましょう。
また、推薦書や調査書などが必要なときには、必ず早めに担任に連絡してください。推薦書や調査書は、先生の方で記入します。依頼数が多く集中するケースもあるので早めにお願いします。一方、「志望理由書」は、受験生が自分で作成します。書類そのものが評価の対象になる場合もあれば、面接の資料にもなる極めて重要な書類です。「なぜその大学を志望したのか?」、「なぜ、その学部を志望するのか?」「大学入学後、何を目指していきたいのか」などについて、明確に、自分の言葉で丁寧に書くことが必要となってきます。一日や二日でとうてい書けるものではありません。熟考して練り上げていく必要があります。ですから、早く自分の志望校、学部、学科について明確にしておき、大学のホームページだけではなく、オープンキャンパスにも積極的に参加し、情報を仕入れてください。