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大学入試を考える(7)

4.小論文
小論文試験は、学問への関心、理解、適性などを論述や資料の分析などを通してチェックするもので、文章の展開などから基礎学力を計ることもできる。

1)小論文のタイプ
 ・課題論述型・・・与えられたテーマについて自分の意見を述べる
 ・文章読解型・・・課題文が提示され、文章に関連したテーマについて論述
 ・資料統合分析型・・・資料やグラフなどから分析される結果を論述
 ・教科密着型・・・特定教科の能力を問う問題になっているもの
 ・上記複合型
 主に課題論述型と文章読解型の2つが多い。最近は教科密着型も多く見られ、テーマが英語の長文で課されたりすることもある。

2)小論文のテーマ
 ・学科関連型・・・大学での学びに直結するもの。教育系で「いじめ関連問題」、医学系で「終末期医療に関する問題」など。
 ・社会的トピックス・・・国内外を問わず起きているニュースや社会的関心の高いトピックスをテーマとするもの。例えば「環境問題」、「エネルギー問題」など。
 いずれのテーマが出題されるにせよ、事前知識の有無で、記述内容に大きな差が出ることは明らか。 また知識だけでなく、そのテーマに関する自分の意見を持っておくことが極めて重要である。