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研ぎ澄ます

 たまたま自習があり、書道教室の中にお邪魔できました。やはり音楽や美術とは違う空気です。硬筆ですが、楷書を中心に、行書、草書とお手本を見ながら、一心に書いています。昨今の日常は、スピードと効率が重視され、複数の作業が同時進行できる方が良しとされる風潮です。「歩きながら」、「テレビを見ながら」、「食事しながら」、「勉強しながら」…(全て「スマホ」に続きそうですね。)そんな中、文字を書くことだけに心を傾ける一時、というのは貴重だなと思いました。
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 面談していると、「集中力が続きません。」という言葉をよく耳にします。身の回りをシンプルにする(当然スマホから離れる)、音や匂いも遮断するなど、まずは環境を整えるところからと考えますが、「心を研ぎ澄ます」、精神面での訓練も必要なのではないかという気がします。

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 いつの間にか、クリスマスも近づいていたのですね。今日はうれしいことがありました。学園中学を卒業し、調理の専門学校に進学した生徒が、実習で作ったケーキを持って訪ねてくれたのです。見た目もキレイに仕上がっており、甘さ控え目ながらも、なかなかしっかりした味わいで、そこら辺の売り物に劣るものではありません。おいしく頂くとともに、彼の成長を実感して、とても温かい気持ちになりました。彼もやはり59期生の仲間です。